待ってたーーーー!アルカラのニューアルバム待ってたーーーー!
ついにリリースされました。「KAGEKI」。
みんな聴いた?僕なんか久々のアルバムリリースがうれしすぎたのか間違えてAmazonで初回盤と通常盤両方注文してたからな(片方は返品した)。
前作「ちぎれろ」からもう2年も経つのか。時がたつのが早い。
感想はこれは1000年前の名盤。その意味はこのアルバムを最後まで聴いた人だけがわかります(意味深)。
というわけでアルバム聴いてテンション上がりまくりの状態で全曲レビューです。
アルカラ「KAGEKI」全曲レビュー
1. 3017
最初タイトル見たときどういう意味だ?と思ったけど勘のいい人なら気づくはず。この意味はこのアルバムを最後まで聴いた人だけがわかります(意味深(2回目))。というか歌ってますね”千年後世界へ存在証明”。
今回のアルバムのボーナストラックがおもしろい仕掛けになっていてアルバム最後まで聴いた後リピート機能でそのまま一曲目に戻るとこの曲がくそかっこよく聴こえます。この曲というかアルバム全体が鮮やかに聴こえます。このアルバム2週目からが本番だ。なにそれ気になるー気になるよねー聴いてー。1000年の時をタイムスリップしたような感覚になります。音だけでこんな感覚を味あわせてくれるアルカラってやっぱすごいわ。
2. HERO
かっこいいメロディーとは裏腹なおもちゃのチャチャチャみたいな歌詞。 ああこの疾走感、アルカラだー。アルカラのアルバムだーってうれしくなります。
早くライブでこの曲でみんなでハンドクラップしたい。
3. キリギリスのてんまつ
「名探偵ミスタ相棒はジョニー」みたいなサイレンの音で始まるこの曲。「ギギギギってないた」って歌詞が頭に残る。「騒げや踊れや」ってとこで「踊れフリーダ」思い出す。
早くライブでこの曲でみんなでコールアンドレスポンスしたい。
4. 如月に彼女
アルカラがまた名曲を作ってくださった。ダウンロード配信で先行リリースしていたこの曲。アルバム発売前から何回聴いたことか。
普段ふざけてるのに時に真面目にこんなキャッチーでエモかっこいい曲を発明してくれるからアルカラのファンってやめられません。きっとこの曲もアルカラの代表作の1つになるでしょう。
5. さ・あ・な
美しいメロディーで聴かせる前曲の後にこれだからアルカラのアルバムって飽きないよねー。ジェットコースターみたいな。
こういう激しくて暴れる系の曲なのにメロディーはちゃんと綺麗なアルカラさんの仕事にグッとくる。
「凸ってんの 凹んでんの」のとこでキックザカンクルー思い出した人はたぶん僕と同世代です。
6. コンピュータおじさん
アルカラのアルバムに大体一曲入ってる遊び曲が今回はこれなんだと思います。「トロピカルおばあちゃん」ほどのインパクトはないけどそれがまた渋くて良いです。
Word Excel SCSI フロッピーとか「ゴミ箱を空にする」とかコンピュータ用語が歌詞に出てきてテンションが上がる。
「あなたのお手柄も 過去も密談も〜」ってとこの歌詞を音で表現している感じがほんと好き。
「回収車が近づいてきたよ」で終わる物語性のある歌詞もアルバム「ムニムニの木」を彷彿とさせてほんと好き。
7. ひそひそ話
なんとなく「秘密基地」を思い出させるこの曲。あの曲とこの曲の世界がつながっているんじゃないかとか考えてみると素敵です。
「ああ 大好きだったジブリの結末を 何度も見て 変わってくれないかって思ったよ」って歌詞でどの作品だろうかって想像してみるのも素敵です。
8. LET・IT・DIE(Album ver.)
全曲からの繋ぎがライブ感あってグッとくる。
最初はひっそり一曲だけ配信リリースしていた曲なのに後に「炒飯MUSIC」のシングルにも収録されて今回アルバムにも収録されて最近ライブでも絶対やるし稲村さん絶対この曲好きだよね。僕も大好きな曲です。MV作ってほしい。
アルバムバージョンということで元曲と比べるとひっかかるようなギターの音に変わっててこれもまたかっこいいです。たぶんボーカルも録り直してるよね。ほんとこういうのうれしいです。
いつかこんな感じで過去曲の再録盤ベストアルバム的なの出してくれたらやばい。
9. 箱
アルカラのアルバムに一曲入ってるバイオリン入りのインスト曲が今回はこれです。途中でジブリっぽい音が入ってたりメタルっぽいギターが入ってたり一見すっちゃかめっちゃかになりそうなのに美しくまとまっててさすがです。
10. ピーターパンと夢の中
アルバム終盤の一見地味で中だるみしそうな位置のこの曲なんだけど全然中だるまない。やっぱメロディーがいいんだよね。
今までアルカラのアルバムといえば全8曲だったんだけど今回は初のフルアルバム。全12曲になっても全ての曲がクオリティが高くて各曲がアルバムの各位置で機能している。フルアルバムになってもアルカラは変わらへんでと示してくれてます。
11. 銀河と斜塔
まずタイトルが良いよね。アコースティックなギターと歌だけで聴かせます。こんなアルカラ初めて。
物語性があってもっと展開していくのかと思ったら物足りない感じで終わる。でもこれ以上長いとくどい気もするしこの短さが良いのかも。
12. さすらい
前曲の流れで静かに終わるのかと思いきや「KAGEKIにやってくれないか」とアルバムの1曲目に入ってそうなこの曲が始まるという。
最後にこういう曲で終わるっていうのが新鮮で良いです。
ボーナストラック
さっき”こういう曲で終わる”とか言ったけど終わらないのがアルカラのアルバム。
今回のボーナストラックは今から15年後の世界でアルカラが30周年記念ライブをしているという設定です。ブルハーツっぽい曲調で「がんばれ俺たち」って歌う。ぜひ15年後に神戸アートハウスでこのライブ実現してほしい!
そしてこの後にさらに楽しい仕掛けがこのアルバムを1000年前の名盤たらしめている!最高!
まとめ:15年で最高のアルバム出ました
今までミニアルバム出してたバンドがフルアルバム出すと冗長になったりすること多いけどアルカラは全然そんなことなかった。曲数の多さを感じさず楽しいまま最後まで聴かせてくれるのだ。
1周目聴いた時は「ちぎれろ」とか「CAO」のほうがキャチーで聴きやすい曲多かったなあとか思ったけど2周目以降聞けば聴くほど「このアルバム完成度高ぇ!」って感動するしいつものアルカラよりも広い層に届くロックをしていると感じる。アルカラ初心者の人にもここから入って欲しいと思えるアルバム。
そして過去アルバムを聴いたことのある人ならわかるアルカラ節なフレーズが随所で聞こえてきたりして15周年の集大成感もすごく感じました。
そしてボーナストラックで1000年の時空を超える遊び心。最高すぎるよ!とにかく聴いてくれ!アルバムリピート機能のある再生機にCD突っ込んで聴いてくれ
15周年で最高のアルバムを届けてくれたアルカラの今後15年がさらに楽しみになった。30周年目指してが・ん・ば・れ・俺たち!
アルカラ「KAGEKI」収録曲一覧
- 3017
- HERO
- キリギリスのてんまつ
- 如月に彼女
- さ・あ・な
- コンピュータおじさん
- ひそひそ話
- LET・IT・DIE (Album ver.)
- 箱
- ピーターパンと夢の中
- 銀河と斜塔
- さすらい
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